SIGGRAPH Asia 2015 勉強会

SIGGRAPH Asia 2015 で発表される全論文についてお互いに論文要旨を発表し合うことで、コンピュータグラフィクス分野における最先端技術の動向を俯瞰します。

はじめに

SIGGRAPH Asia 2015 について

ACM SIGGRAPH はコンピュータグラフィクス分野を対象とする ACM の分科会で、毎年夏に国際会議 SIGGRAPH を、冬には SIGGRAPH Asia を開催しています。学術的な研究成果の発表の場である SIGGRAPH ですが、同時にアート・産業における最先端の成果物の発表の場でもあり、「世界最大かつ最高の CG の祭典」とも呼ばれています。

SIGGRAPH で発表される学術論文は、同時に「Computer Science: Software Engineering」の分野で最も Eigen Factor の高い学術雑誌 ACM Transactions on Graphics にも掲載されます。SIGGRAPH Asia も同様です。つまり、SIGGRAPH (Asia) は会議でありながら、同時に最も名誉ある学術研究発表の場でもあると言えます。

SIGGRAPH では毎年、華やかでインパクトの大きい研究が数多く発表され、メディアを通じて世界中から注目が集まることもあります。SIGGRAPH Asia 2015 では 84 編の論文が発表される予定です。

SIGGRAPH Asia

勉強会の概要

SIGGRAPH Asia 2015 で発表された 84 編の論文 (及び 5 編の ACM Trans. Graph. からの招待論文) 全てについて、セッション毎に担当者を決め、輪講形式で互いに論文要旨を発表し合います。聴講のみの参加も受け付けています。

勉強会の目的

動向を知るための場
SIGGRAPH の論文を網羅的に目を通すことはコンピュータグラフィクス分野の動向を知る上で多いに役に立つと期待できますが、これを個人で行うのは困難です。そこで輪講形式で互いに論文の内容を共有し合うことで、SIGGRAPH 全体を万遍なく知るための機会となることを期待しています。
知識をつけるための場
自身で発表を行うために論文の精読を行ったり、他者の発表を聴くことで、参加者がコンピュータグラフィクス研究に関連する新しい知識を身につける機会となることを期待しています。
交流のための場
コンピュータグラフィクスやその周辺分野に携わる研究者・技術者・学生などの交流の場としての機能を期待しています。休憩時間や懇親会を通じて、互いに情報交換などを行っていただければ幸いです。

開催概要

日程

2015 年 10 月 31 日 (土) 14:30 — 18:00

(開始時刻が変更となりました。終了時刻は暫定です。)

会場

〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1

東京大学理学部 7 号館 007 教室 (地下 1 階)

参加費

無料

懇親会

勉強会終了後、会場の教室にて懇親会を行います。簡単な食事と飲み物の手配します。懇親会参加費は 2000 円です。


参加者の方へ

参加登録

以下のフォームから参加登録してください。参加は当日まで受け付けていますが、10 月 25 日までに登録して頂けると助かります。なお、遠隔発表にて参加される方も参加登録をお願いします。

担当セッションの登録

参加登録が済んだ方は、以下のフォームから担当セッションを登録してください。聴講のみの参加も可ですが、できるだけ多くの方にセッションを分担して頂きたいです。複数セッション担当して頂いても構いません。10 月 22 日までに登録してください。

発表担当者の方へ

以下の情報を参考に発表資料を作成してください。

資料の配布について

勉強会終了後に全員分の発表資料をまとめ勉強会参加者に配布する予定です。11 月 2 日 (日) 13:00 までに以下のフォームから PDF 形式に変換した発表資料をご提出ください。


※前回の勉強会で実施した発表の様子の録画と録画動画の配布について、今回も行うかどうかはまだ検討中です。希望が多ければ実施します。

会場について

当日、建物は施錠されています。開始 30 分前から開始時刻までは入り口に担当者が待機致します。それ以外の時間にお越しの方は担当者にご連絡ください。また、申し訳ありませんが、運営側で Wi-Fi 等の準備は行いません。地下の教室ということで、携帯の電波が入りにくいことも予めご承知ください。


プログラム


時刻 # セッション名 発表者 発表者所属
14:30-Opening Session--
14:4016Shapes and ImagesKazuyo MizunoThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
14:501Color and SketchingKentaro SuzukiPolyphony Digital Inc.
15:0033D ScanningYosuke TakamiThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
15:104Faces and CharactersKohei TakayamaDigital Frontier Inc.
15:20-Break--
15:305Illumination and Real-timeNobuki YodaThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
15:406Mappings and ParameterizationsKenshi TakayamaNational Institute of Informatics
15:508Particle FluidsHikaru IbayashiThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
16:0010Sampling and Light TransportHisanari OtsuThe University of Tokyo (Hachisuka Lab)
16:10-Break--
16:2012Tracking and TransientsYosuke TakamiThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
16:3013Specialized DesignKazuhiko YamamotoThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
16:4018Simulation in SubspacesKazuhiko YamamotoThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
16:5014Single ImagesTatsuya YatagawaThe University of Tokyo (Yamaguchi Lab)
17:00-Break--
17:10-Poor Sessions Fast-forwardYuki KoyamaThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
17:2015Assisted DesignYuki KoyamaThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
17:3019Deformable ModelsNobuo NakagawaPolyphony Digital Inc.
17:4011FabricationKazutaka NakashimaThe University of Tokyo (Igarashi Lab)
17:50-Closing Session--
18:00-Party!--

その他