はじめに
SIGGRAPH について
ACM SIGGRAPH はコンピュータグラフィクス分野を対象とする ACM の分科会で、毎年夏に国際会議 SIGGRAPH を、冬に SIGGRAPH Asia を開催しています。学術的な研究成果の発表の場である SIGGRAPH ですが、同時にアート・産業における最先端の成果物の発表の場でもあります。
SIGGRAPH に採択される学術論文は、同時にトップ学術ジャーナル ACM Transactions on Graphics にも掲載されます。SIGGRAPH Asia も同様です。つまり、SIGGRAPH は会議という形態でありながら、同時に最も名誉ある学術研究発表の場でもあります。
SIGGRAPH Asia 2016 について
SIGGRAPH Asia 2016 は 2016 年 12 月 5 日から 8 日まで中国のマカオで開催されました。
SIGGRAPH Asia 2016 の学術論文セッション (Technical Papers Program) では 90 件 (うち 1 件の ACM Trans. Graph. からの招待発表を含む) の論文が発表されました。
右のワードクラウドは今回発表された論文のタイトルから生成されたものです。
勉強会について
概要
SIGGRAPH Asia 2016 で発表される 90 件の論文 (うち 1 件の ACM Trans. Graph. からの招待発表を含む) 全てについて、セッション毎に担当者を決め、輪講形式で互いに論文要旨を発表し合います。聴講のみの参加も可能です。
対象
コンピュータグラフィクス分野に関わる研究者・技術者・学生などが主な対象ですが、SIGGRAPH で発表される学術論文に興味がある人ならどなたでもご参加いただけます。
目的
- 動向を知るための場
- SIGGRAPH の論文を網羅的に目を通すことはコンピュータグラフィクス分野の動向を知る上で多いに役に立つと期待できますが、これを個人で行うのは困難です。そこで輪講形式で互いに論文の内容を共有し合うことで、SIGGRAPH 全体を万遍なく知るための機会となることを期待しています。
- 知識をつけるための場
- 自身で発表を行うために論文の精読を行ったり、他者の発表を聴くことで、参加者がコンピュータグラフィクス研究に関連する新しい知識を身につける機会となることを期待しています。
- 交流のための場
- コンピュータグラフィクスやその周辺分野に携わる研究者・技術者・学生などの交流の場としての機能を期待しています。休憩時間や懇親会を通じて、互いに情報交換などを行っていただければ幸いです。
開催概要
日程
2017 年 3 月 12 日 (日) 13:00 — 18:00
会場
〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1
東京大学理学部 7 号館 007 教室 (地下 1 階)
参加費
発表する方: 無料
聴講のみの方: 200 円 (当日現金でお支払いください。)
懇親会
勉強会後、そのまま教室にて行います。参加費は 2,000 円です。
参加者の方へ
参加登録
参加希望者は、以下のフォームから参加登録してください。登録受付は 3 月 10 日にて一旦締め切ります。早めに登録して頂けると助かります。また、遠隔発表にて参加される方も参加登録をお願いします。
担当セッション登録
発表希望者は、3 月 1 日までに以下のフォームから希望のセッションを登録してください。できるだけ多くの方に協力して頂けると幸いです。複数のセッションを担当して頂けると助かります。
発表資料の提出
勉強会終了後に全員分の発表資料をまとめ、勉強会参加者に配布します。発表担当者は 3 月 13 日 (月) までに配布用の発表資料を PDF 形式に変換し、下記フォームより提出してください。
配布用資料提出フォーム発表上の注意
- 発表時間は 1 セッションあたり 12 分以内 (時間厳守) です。早く終わるのは構いません。
- 発表は基本的にご自身のラップトップで行ってください。運営のラップトップを使用したい場合は事前にご連絡ください。
- 使用するプロジェクタ・スクリーンの縦横比は 4 : 3 です。別の縦横比でスライドを作成すると表示が小さくなります。
- スライド・発表は日本語でも英語でも構いません。
- 遠方に在住の方などで動画での発表を希望する方は必ず事前に連絡をください。その場合は発表動画を事前に作成して送付してください。
- 発表の様子は動画で撮影し、勉強会終了後に勉強会参加者に共有する予定です。公開中継は行いません。
会場について
今回の会場の建物 (東京大学理学部 7 号館) は施錠されており学生証のない方は自由に入れません。開始 15 分前から開始時刻までは運営側でドアを開けますので、その時間にご来場ください。遅れて来る方は個別に対応しますので、建物の前まで着いたら運営に連絡を入れてください。詳しくはメールにて連絡します。プログラム
Opening Session (13:00 — 13:10) | ||||
Session 1 (13:10 — 14:10) | ||||
1 | Indoor Scene Modeling | 大垣 慶介 | 株式会社ドワンゴ | |
2 | Video | 依田 伸樹 | 東京大学(五十嵐研究室) | |
3 | Computational Photography | 立福 寛 | NHN PlayArt株式会社 | |
4 | Shape Semantics | 小山 裕己 | 東京大学(五十嵐研究室) | |
5 | High Resolution | 鈴木 健太郎 | Polyphony Digital Inc. | |
Break (14:10 — 14:25) | ||||
Session 2 (14:25 — 15:25) | ||||
6 | Scanning & Tracking People | 佐々木 諒 | 東京大学(五十嵐研究室) | |
7 | Sound & Pattern Synthesis | 山本 和彦 | ヤマハ / 東京大学(五十嵐研究室) | |
8 | Parameterization & Remeshing | 盧 承鐸 | 東京大学(五十嵐研究室) | |
9 | All About Sampling | 大津 久平 | 東京大学(蜂須賀研究室) | |
10 | Fantastic Elastics | 中川 展男 | Polyphony Digital Inc. | |
Break (15:25 — 15:40) | ||||
Session 3 (15:40 — 16:40) | ||||
11 | Fabrication | 中島 一崇 | 東京大学(五十嵐研究室) | |
12 | Meshes & Fields | 高山 健志 | 国立情報学研究所 | |
13 | Tessellations | 高橋 憲一 | 株式会社カブク | |
14 | Smash & Splash | 深堀 孔明 | 株式会社スクウェア・エニックス | |
15 | Materials | 谷田川 達也 | 早稲田大学(森島研究室) | |
Break (16:40 — 16:55) | ||||
Session 4 (16:55 — 17:55) | ||||
16 | Filtering Images | 高山 耕平 | 株式会社デジタル・フロンティア | 動画発表 |
18 | Data Driven Modeling | 森本 有紀 | 九州大学 | 動画発表 |
17 | Human Motion | 岩本 尚也 | 早稲田大学(森島研究室) | |
19 | Complex Rendering | 山本 真史 | 東京大学(蜂須賀研究室) | |
20 | All About Seeing | 小玉 周平 | 東京電機大学(高橋研究室) | |
Closing Session (17:55 — 18:00) |