はじめに
SIGGRAPHについて
ACM SIGGRAPHはコンピュータグラフィクス分野を対象とするACMの分科会で、毎年夏に国際会議SIGGRAPHを、冬にSIGGRAPH Asiaを開催しています。学術的な研究成果の発表の場であるSIGGRAPHですが、同時に関連産業における最新成果の発表の場としての側面もあります。
SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaに採択された学術論文は、同時に当該分野のトップ論文誌であるACM Transactions on Graphicsにも掲載されます。また、ACM Transactions on Graphicsに掲載された学術論文は、SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaにて発表する権利が与えられます。
SIGGRAPH 2020について
SIGGRAPH 2020は2020年8月にオンラインで開催されます。SIGGRAPH 2020の学術論文セッション (Technical Papers) では163件 (うち40件のACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) の論文が発表されます。
勉強会について
概要
SIGGRAPH 2020での発表に含まれる163件の論文 (うち40件のACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) 全てについて、セッション毎に担当者を決め、輪講形式で互いに論文要旨を発表し合います。聴講のみの参加も可能です。
対象
コンピュータグラフィクス分野に関わる研究者・エンジニア・学生など、SIGGRAPHで発表される学術論文に興味がある方を対象としています。
目的
- 動向を知るための場
- SIGGRAPHの論文を網羅的に目を通すことはコンピュータグラフィクス分野の動向を知る上で多いに役に立つと期待できますが、これを個人で行うのは困難です。そこで輪講形式で互いに論文の内容を共有し合うことで、SIGGRAPH全体を万遍なく知るための機会となることを期待しています。
- 知識をつけるための場
- 自身で発表を行うために論文の精読を行ったり、他者の発表を聴くことで、参加者がコンピュータグラフィクス研究に関連する新しい知識を身につける機会となることを期待しています。
- 交流のための場
- コンピュータグラフィクスやその周辺分野に携わる研究者・エンジニア・学生などの交流の場としての機能を期待しています。休憩時間や懇親会を通じて、互いに情報交換などを行っていただければ幸いです。
開催概要
日程
2020年8月15日 (土) 13:00—19:00 (長さは発表者数に応じて大幅に変わる可能性があります)
方法
オンライン会議システムのZoomを用いて開催します。Zoomに参加するためのURLは当日までにメールで連絡します。
懇親会
勉強会終了後、そのままZoomを用いてオンライン懇親会を行うかもしれません(当日希望者がいれば)。
参加者の方へ
参加登録
参加希望者は、以下のフォームから参加登録してください。登録受付は8月14日にて締め切ります。早めの登録にご協力お願いします。発表登録を行った人も忘れずに参加登録をしてください。
担当セッション登録
発表希望者は、8月8日までに以下のフォームから希望のセッションを登録してください。多くの方に協力して頂きたいです。複数セッションを担当して頂けると助かります。
発表上の注意事項
発表時間は1セッションあたり15分程度です(それよりも短くても構いません)。- 発表時間は1セッションあたり5分、10分、15分のうちから希望する時間を選んでください(予定よりも短くなる分には構いません)。
- 発表スライドの表示は基本的にご自身のスクリーンを共有することで行ってください。もし運営の方でスライドを表示して欲しい場合は事前にご連絡ください。
- スライド及び発表の言語は日本語でも英語でも構いません。
- 勉強会の様子はZoomの機能により録画を行い、勉強会終了後に勉強会参加者を対象に共有する予定です(ただし録画に失敗する可能性もあるので、その場合はご了承ください)。公開中継は行いません。
- 発表時間は全論文に均等に割く必要はありません。自身で興味のある論文、聴衆が興味を持ちそうな論文に重点的に時間を割いて構いません。
- 担当セッション登録で記入いただいた情報は公開情報となるのでご注意ください。ハンドルネームを使ったり所属を無記入にしたりしても構いません。
その他の注意事項
- Zoomの制約につき万が一勉強会参加希望者が100人を超えそうな場合は参加募集を早期に締め切る可能性があります。
プログラム
開始時刻 | 番号 | セッション名 | 発表者 | 所属 | 発表時間 |
---|---|---|---|---|---|
13:00 | - | Opening | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所 | 5 |
13:05 | 4 | Geometric Deep Learning | 谷田川 達也 | 東京大学 | 15 |
13:20 | 17 | Real-Time Rendering | 鈴木 健太郎 | Polyphony Digital Inc. | 15 |
13:35 | 29 | Monte Carlo and Perception | 鈴木 健太郎 | Polyphony Digital Inc. | 15 |
13:50 | 1 | RGB++: Depth, 3D, and Light Fields | 湯村 翼 | 情報通信研究機構 | 10 |
14:00 | 37 | Artistic Imaging | 井尻 敬 | 芝浦工業大学 | 10 |
14:10 | 21 | Cinematography | 立福 寛 | 株式会社Cygames | 10 |
14:20 | - | Coffee Break | - | - | 10 |
14:30 | 12 | Optimization | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所 | 15 |
14:45 | 19 | Fabrication | 中島 一崇 | 東京大学 | 15 |
15:00 | 23 | Simulating Natural Phenomena | 山本 和彦 | ヤマハ株式会社 | 15 |
15:15 | 16 | Mapping and Parameterization | 高山 健志 | 国立情報学研究所 | 10 |
15:25 | 34 | Shape Modeling | 高山 健志 | 国立情報学研究所 | 5 |
15:30 | 36 | Making Delaunay and Voronoi Proud | 高山 健志 | 国立情報学研究所 | 5 |
15:35 | - | Coffee Break | - | - | 10 |
15:45 | - | Poor Sessions A: 2, 3, 5, 6, 8, 9, 10, 11, and 13 | 梅谷 信行 | 東京大学 | 10 |
15:55 | - | Poor Sessions B: 14, 20, 22, 25, 27, 28, 39, 40, and 41 | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所 | 10 |
16:05 | 7 | Capturing and Editing Faces | 岩本 尚也 | ファーウェイ・ジャパン | 15 |
16:20 | 18 | Face and Full Body Motion | 岩本 尚也 | ファーウェイ・ジャパン | 15 |
16:35 | 31 | Motion Matching and Retargeting | 岩本 尚也 | ファーウェイ・ジャパン | 15 |
16:50 | 15 | Characters and Rigid Bodies | 中川 展男 | 株式会社ポリフォニー・デジタル | 15 |
17:05 | - | Coffee Break | - | - | 10 |
17:15 | 26 | Developing Geometry | 鳴海 紘也 | 東京大学 | 10 |
17:25 | 32 | VR Hardware | 山本 健太 | 筑波大学 | 15 |
17:40 | 35 | Creative Fabrication | 山本 健太 | 筑波大学 | 10 |
17:50 | 33 | Simulating With Points | 梅谷 信行 | 東京大学 | 15 |
18:05 | 38 | Differentiable Rendering and Applications | 木内 舜司 | 電気通信大学 | 15 |
18:20 | 24 | Appearance Modeling | 大津 久平 | Karlsruhe Institute of Technology | 10 |
18:30 | 30 | Smart Sampling | 大津 久平 | Karlsruhe Institute of Technology | 10 |
18:40 | - | Closing | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所 | 5 |
18:45 | Party |