はじめに
SIGGRAPHについて
ACM SIGGRAPHはコンピュータグラフィクス分野を対象とするACMの分科会で、毎年夏に国際会議SIGGRAPHを、冬にSIGGRAPH Asiaを開催しています。学術的な研究成果の発表の場であるSIGGRAPHですが、同時に関連産業における最新成果の発表の場としての側面もあります。
SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaに採択された学術論文は、同時に当該分野のトップ論文誌であるACM Transactions on Graphicsにも掲載されます。また、ACM Transactions on Graphicsに掲載された学術論文は、SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaにて発表する権利が与えられます。
SIGGRAPH 2019について
SIGGRAPH 2019は2019年7月にロサンゼルスで開催されました。SIGGRAPH 2019の学術論文セッション (Technical Papers) では142件 (うち27件のACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) の論文が発表されました(論文数はKe-Sen Huang氏のページの情報に基づく)。
SIGGRAPH Asia 2019について
SIGGRAPH Asia 2019は2019年11月にブリスベンで開催されました。SIGGRAPH Asia 2019の学術論文セッション (Technical Papers) では98件 (うち5件のACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) の論文が発表されました(論文数はACM Trans. Graph. 38(6) Prefaceの情報に基づく)。
勉強会について
概要
SIGGRAPH 2019及びSIGGRAPH Asia 2019での発表に含まれる論文に、セッション毎に担当者を決め、輪講形式で互いに論文要旨を発表し合います。聴講のみの参加も可能です。第一週目はSIGGRAPH 2019を第二週目はSIGGRAPH Asia 2019を対象にします。従来行ってきたSIGGRAPH勉強会に比べてより発表や運営の負担が小さくなるように配慮した簡易版の勉強会として実施します。
対象
コンピュータグラフィクス分野に関わる研究者・エンジニア・学生など、SIGGRAPHで発表される学術論文に興味がある方を対象としています。
目的
- 動向を知るための場
- SIGGRAPHの論文を網羅的に目を通すことはコンピュータグラフィクス分野の動向を知る上で多いに役に立つと期待できますが、これを個人で行うのは困難です。そこで輪講形式で互いに論文の内容を共有し合うことで、SIGGRAPH全体を万遍なく知るための機会となることを期待しています。
- 知識をつけるための場
- 自身で発表を行うために論文の精読を行ったり、他者の発表を聴くことで、参加者がコンピュータグラフィクス研究に関連する新しい知識を身につける機会となることを期待しています。
- 交流のための場
- コンピュータグラフィクスやその周辺分野に携わる研究者・エンジニア・学生などの交流の場としての機能を期待しています。休憩時間や懇親会を通じて、互いに情報交換などを行っていただければ幸いです。
開催概要
日程
第一週(SIGGRAPH 2019)
2020年8月1日 (土) 17:00—19:30 (終了時刻は発表者数や当日の進行に応じて大幅に変わる可能性があります)
第二週(SIGGRAPH Asia 2019)
2020年8月8日 (土) 17:00—19:00 (終了時刻は発表者数や当日の進行に応じて大幅に変わる可能性があります)
方法
オンライン会議システムのZoomを用いて開催します。Zoomに参加するためのURLは当日までにメールで連絡します。
懇親会
勉強会終了後、そのままZoomを用いてオンライン懇親会を行うかもしれません(当日希望者がいれば)。
参加者の方へ
参加登録
参加希望者は、以下のフォームから参加登録してください。登録受付は開催前日までにお願いします。早めの登録にご協力お願いします。発表登録を行った人も忘れずに参加登録をしてください。
担当セッション登録
発表希望者は、開催前々日までに以下のフォームから希望のセッションを登録してください。多くの方に協力して頂きたいです。複数セッションを担当して頂けると助かります。
発表資料の提出
SIGGRAPH (+ Asia) 2019勉強会では、運営の簡略化のため、資料の集約と配布は行いません。
発表上の注意
- SIGGRAPH (+ Asia) 2019勉強会はあくまで簡易版の勉強会であり、発表準備に大変な時間をかける必要はありません。自身でスライドを準備せずに、論文PDFや著者が公開しているスライド・動画等を画面に写しながら発表を行うなどのスタイルでも全く問題ありません。
- 発表時間は1セッションあたり5分、10分、15分、20分の長さのうち発表者の希望する長さをフォームより申告してください。
- 発表スライドの表示は基本的にご自身のスクリーンを共有することで行ってください。もし運営の方でスライドを表示して欲しい場合は事前にご連絡ください。
- スライド及び発表の言語は日本語でも英語でも構いません。
- 勉強会の様子の公開中継は行いません。
- 発表時間は全論文に均等に割く必要はありません。自身で興味のある論文、聴衆が興味を持ちそうな論文に重点的に時間を割いて構いません。
- 担当セッション登録で記入いただいた情報は公開情報となるのでご注意ください。ハンドルネームを使ったり所属を無記入にしたりしても構いません。
その他の注意事項
- Zoomの制約につき万が一勉強会参加希望者が100人を超えそうな場合は参加募集を早期に締め切る可能性があります。