はじめに
SIGGRAPHについて
ACM SIGGRAPHはコンピュータグラフィクス分野を対象とするACMの分科会で、毎年夏に国際会議SIGGRAPHを、冬にSIGGRAPH Asiaを開催しています。学術的な研究成果の発表の場であるSIGGRAPHですが、同時に関連産業における最新成果の発表の場としての側面もあります。
SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaに採択された学術論文は、同時に当該分野のトップ論文誌であるACM Transactions on Graphicsにも掲載されます。また、ACM Transactions on Graphicsに掲載された学術論文は、SIGGRAPHまたはSIGGRAPH Asiaにて発表する機会が与えられます。
SIGGRAPH 2022について
SIGGRAPH 2022は2022年8月にバンクーバーで開催されます。SIGGRAPH 2022の学術論文セッション (Technical Papers) では247件 (うち53件のACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) の論文が発表されます。
勉強会について
概要
SIGGRAPH 2022のTechnical Papersに含まれる全論文 (ACM Trans. Graph.からの招待発表を含む) について、セッション毎に担当者を決め、輪講形式で互いに論文要旨を発表し合います。聴講のみの参加も可能です。
対象
コンピュータグラフィクス分野に関わる研究者・エンジニア・学生など、SIGGRAPHで発表される学術論文に興味がある方を対象としています。
目的
- 動向を知るための場
- SIGGRAPHの論文に網羅的に目を通すことはコンピュータグラフィクス分野の動向を知る上で有益ですが、これを個人で行うのは困難です。そこで輪講形式で互いに論文の内容を共有し合うことで、SIGGRAPH全体を知るための機会となることを期待しています。
- 知識をつけるための場
- 自身で発表を行うために論文の精読を行ったり、他者の発表を聴いたりすることで、参加者がコンピュータグラフィクス研究に関連する新しい知識を身につける機会となることを期待しています。
- 交流のための場
- コンピュータグラフィクスやその周辺分野に携わる研究者・エンジニア・学生などの交流の場としての機能を期待しています。休憩時間や懇親会を通じて、互いに情報交換などを行っていただければ幸いです。
運営
有志の幹事団によって継続的に運営しています。勉強会運営に興味のある方はご連絡ください。
開催概要
日程
2022年8月27日 (土) 13:00—19:30頃(終了時刻は進行状況によって大きく変更する可能性があります)
方法
オンライン会議システムのZoomを用いて開催します。Zoomに参加するためのURLは当日正午までにメールで連絡します。
参加費
無料
懇親会
勉強会終了後に(当日一定数の参加希望者がいれば)そのままZoomを用いてオンライン懇親会を行います。
参加者の方へ
参加登録
参加希望者は、以下のフォームから参加登録してください。登録受付は8月24日にて締め切る予定です。早めの登録をお願いします。発表者も忘れず参加登録をお願いします。
担当セッション登録
発表希望者は、8月19日までに以下のフォームから希望のセッションを登録してください。多くの方に協力して頂きたいです。複数セッションを担当して頂けると助かります。
発表資料の提出
勉強会終了後に全員分の発表資料をまとめ、勉強会参加者に配布します。発表担当者は8月28日までに配布用の発表資料をPDF形式に変換し、連絡されたフォームより提出してください。
発表上の注意事項等
- 発表時間は1セッションあたり5分、10分、15分、20分のうちから希望する時間を選んでください(実際の発表が事前の希望よりも短くなる分には問題ありません)。
- 発表スライドの表示は基本的にご自身のスクリーンを共有することで行ってください。
- スライド・発表は日本語でも英語でも構いません。
- 勉強会の様子はZoomの機能により録画を行い、勉強会終了後に勉強会参加者を対象に共有する予定です(ただし録画に失敗する可能性もあるので、その場合はご了承ください)。公開中継は行いません。
- 発表時間は全論文に均等に割く必要はありません。自身で興味のある論文、聴衆が興味を持ちそうな論文に重点的に時間を割いて構いません。
- 担当セッション登録で記入いただいた情報は公開情報となるのでご注意ください。ハンドルネームを使ったり所属を無記入にしたりしても構いません。
- 解説だけでなく感想や私見も一言発表に含めることを推奨しています。
プログラム
開始時刻 | 番号 | セッション名 | 発表者 | 所属 | 発表時間 |
---|---|---|---|---|---|
13:00 | - | Opening | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所/グラフィニカ | 10 |
13:10 | 1 | Computational Photography | 立福 寛 | 株式会社Cygames | 20 |
13:30 | 2 | Shape Analysis & Approximation | 浦垣 啓志郎 | 東京工業大学 | 20 |
13:50 | 7 | New Wrinkles in Cloth and Shells | 中川 展男 | 東京大学 | 20 |
14:10 | 9 | Image/Video Editing and Generation | 前島 謙宣 | 株式会社オー・エル・エム・デジタル・株式会社IMAGICA GROUP | 20 |
14:30 | 13 | Design, Direct, Plan & Program | 高野 正統 | 九州大学 | 10 |
14:40 | 16 | Neural Geometry Processing | 谷田川 達也 | 東京大学 | 20 |
15:00 | 99 | Leftovers Fast Forward A [10, 11, 18, 26] | 森本 有紀 | 九州大学 | 15 |
15:15 | - | Coffee Break | - | - | 15 |
15:30 | 99 | Leftovers Fast Forward B [3, 4, 8, 19, 23] | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所/グラフィニカ | 15 |
15:45 | 6 | Meshing & Mapping | 高山 健志 | CyberAgent | 20 |
16:05 | 29 | Cloth & Patterns | 高山 健志 | CyberAgent | 10 |
16:15 | 22 | Reconstruction | 盧 承鐸 | 東京工科大学 | 20 |
16:35 | 27 | Computational Design and Fabrication | 三木 優彰 | 東京大学学際科学科 | 10 |
16:45 | 25 | Learning "In Style" | 秋田 健太 | 九州大学 | 20 |
17:05 | 24 | Character Animation | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所/グラフィニカ | 15 |
17:20 | 28 | Phenomenological Animation | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所/グラフィニカ | 10 |
17:30 | - | Coffee Break | - | - | 15 |
17:45 | 99 | Leftovers Fast Forward C [5, 14, 15, 21] | 岩倉 宏介 | - | 15 |
18:00 | 12 | Sketches, Strokes, and Ropes | 野間 裕太 | 東京大学 | 20 |
18:20 | 17 | Convolutions and Neural Fields | 山本 和彦 | ヤマハ株式会社 | 15 |
18:35 | 20 | Benchmarks, Datasets and Learning | 山本 和彦 | ヤマハ株式会社 | 10 |
18:45 | 30 | Neural Pets, People and Avatars | 岩本 尚也 | ファーウェイ・ジャパン | 20 |
19:05 | 31 | Faces and Facial Animation | 岩本 尚也 | ファーウェイ・ジャパン | 20 |
19:25 | - | Closing | 小山 裕己 | 産業技術総合研究所/グラフィニカ | 5 |
19:30 | - | Townhall Meeting | - | - | 5 |
19:35 | - | Break | - | - | 10 |
19:45 | - | Party | - | - | 90 |